採用担当者A
採用担当者B
インターンシップに参加する学生は年々増え続けていますが、このような悩みを抱える担当者の方もいらっしゃると思います。
その原因としては、学生が求めるインターンシップを実施できていないことが考えられます。
そこで今回は、インターンシップで学生の求めるものや、開催すべき時期や日程、プログラムについてデータをもとに解説致します。
Contents
インターンシップで学生が求めるもの
学生が求めるものを理解するためには、学生側の視点に立って考える必要があります。
すでにインターンを実施している企業様で参加者アンケートを取得しているのであれば、ぜひ振り返ってみてください。もしも下記のようなアンケートが多い場合は注意が必要です。
- 「御社のビジネスモデルが理解できました!」
- 「御社の企業理念や社風を理解することができました!」
自社への理解はもちろん大事なのですが、インターンに参加した学生が求めることは下記のデータから見えてきます。
このように、「自分に合う仕事・合わない仕事がわかった」と感じる学生が半数以上います。
つまり学生がインターンシップに求めるものとは、「職業適性への理解」です。
企業理念や社風など、インターンの段階で会社への理解を求めることは企業側のエゴです。
採用のお手伝いをさせていただいていると、学生側と企業側との間に“ズレ”を感じる機会が非常に多いです。
学生
このようなアンケート結果を書いてもらうことが、インターンにおけるゴールだと認識してください。
今後の選考にうまく繋がっていきますし、このようなアンケート結果が多いインターンは成功していると言えます。
インターンシップを実施すべき時期と日程
次に、学生にとってインターンに参加しやすい時期と日程を見ていきます。
実施すべき時期
こちらは、学生が内々定先・入社予定先のインターンに参加した時期を表したグラフです。
大きく分けると、夏は8月と9月、冬は12月と2月に参加する学生が多いことがわかります。
※1月はテスト期間のため参加が難しくなる傾向にあります。
この2つの時期に合わせてインターンを実施するためには、目安として2ヶ月前から告知しましょう。
実施すべき日程
こちらは、学生が参加しやすいと思う期間を表したグラフです。
参加しやすいと思う期間が「1日」と答えた学生の数は年々増え、逆に「2~3日」「1週間以上」と答えた学生の数は年々減っています。
1dayインターンシップを開催する意味
ここから、学生は「長期よりも1日だけのインターンを希望している」ことがわかります。
理由は単純で、「なるべく多くのインターンに参加したいから」です。
多い学生だと、10社以上もインターンに参加しています。
長期のインターンに参加してしまうと、他の企業に参加できなくなってしまいます。
自分に合う仕事・合わない仕事を見つけるために複数のインターンに参加するので、よほど志望度が高くない限り、長期のインターンは敬遠されがちです。
学生の求めるインターンを実施するなら、一日だけのインターンを選びましょう。
学生が求めるインターンシップの内容
企画立案や課題解決を伴うグループワークの評価が高いです。
逆に、仕事のシミュレーションやロープレ形式などのプログラムは敬遠されています。
参加した学生同士が、1つのミッションをクリアするようなプログラムが良いでしょう。
さらに、インターンを通じて「個人の長所や短所についてのフィードバック」を求めています。
つまり、企画立案や課題解決などのグループワークを学生にやってもらい、先輩社員がフィードバックするようなプログラムが理想です。
これまでのプログラムを振り返ってみて、フィードバックの要素が不足しているのであれば、ぜひ今年から追加してみてください。
こちらの記事では、採用予算を変えずに応募が昨対比463%になった成功事例をご紹介していますので、これから初めてインターンプログラムを作るという方はぜひご参照ください。

学生が求めるインターンシップのポイント
学生が求めるインターンシップのポイントをまとめておきます。
- 夏は8月,9月。冬は12月,2月
- 集客は2ヶ月前から
- 日数は「1日」
- グループ形式で企業立案や課題解決が体験できる内容
- グループワークで見えた強み・弱みに対する社員からのフィードバック
今回ご紹介したポイントを意識して実施していただければ、今まで出会えなかった学生との接点が生まれるはずです。
またそれは、学生の満足度を高めるだけでなく、志望度を高めることにも繋がります。
とは言え、インターンシップのプログラムを作るのは相当な手間であり、不安が残ると思われます。
弊社では、オンラインによる無料相談も受け付けておりますので、お困りの際にはぜひ一度お気軽にご相談ください。