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また記事の後半では、面接で見極めるスキルがなくても求める人物を採用する手法について解説しております。「尖った人材を採用したい」「求める人物像を一緒に策定してほしい」という考えをお持ちでしたら、ぜひNOMALにご相談ください。オンラインでも無料で受け付けておりますので、お手伝いできるかと思います。
20年4月入社向け採用活動の振り返り
松本
上久保
ただ、実際には離職者が1名出ていますし、性格の良い学生を採用したがゆえに、周りと足並みを揃える保守的な子が多いかなという印象もあります。
松本
上久保
松本
上久保
そういうカルチャーを浸透させるとなったときに、素直に人の話を聞けて、それを体現して周りに広めてくれる子が欲しかったんです。
なので、そういう意味で20卒は、素直で不協和音を生まない、さらには今後入社してくる下の子たちにカルチャーを伝えていってくれるように選びました。
不協和音を生まない学生の見分け方って難しい気がするのですが、どういうことを意識して見極めたのですか?
松本
上久保
21〜22歳くらいで、完全に自分を包み隠して演じることって難しいと思うんです。
だからある程度話していれば、喋り方や表情から透けて見えてきますし。
松本
上久保
お酒を飲める懇親会だったので、その子の素が見えやすくなるような雰囲気作りを意識して、後の部長面接でギャップがないかを見極めていました。
「尖った人材」の見極め方
松本
上久保
松本
上久保
良い意味で周りに刺激を与えて、カンフル剤になるような学生を一定数入れるようにしました。
そういう子達が今後一緒に働いていくなかでどういう化学反応を起こしてくれるのか楽しみです。
松本
上久保
例えば、学生時代に頑張ったエピソードでビールの売り子で売上1位を取ってる子がいたんです。
その子は、1位を取るまでに周りから嫌がらせをされていたけど、そんなことは気にも留めずに黙々と取り組んでいたんです。
松本
上久保
「周りを蹴落としてでも私が勝つ」みたいな本性を感じ取ることができれば、尖ったペルソナとして採用の土壌には上がってきます。
逆に、話している内容と表情に違和感を感じたら、その子は無いなあと思います。
ウィズコロナの面接で必要なスキル
もしも、新しく人事担当者になった方に「面接のコツは?」と聞かれたらなんて答えます?
松本
上久保
良いところばかりに目を向けていても、候補者同士の差は見えづらいので、いかに「良くないところ」に気付けるかが大事なのかなと思います。
「みんな良い子だな」では、見る目が曇ってしまいますから、そこは仕事と割り切って、粗探しができる性格の悪さを持ち合わせるといいと思います。
実際に、今年は尖った子が取れた感覚はありますか?
松本
上久保
そこでペルソナ通りだったとして、はたしてそのペルソナが今の自社のフェーズにとって良いのかどうか、というところも彼らの成長過程を見る中で判断していきたいです。
松本
上久保
採用活動が始まった3月は良かったのですが、ある一定の時期を過ぎて顕著に感じました。
たしかに、「今年は質が下がった」という声はよく聞きますが、御社の場合は母集団増えてるんですよね。
松本
上久保
コロナに対応できずに、なんとなく就活の流れに身を任せている間に、なんとなくうちの存在に気付いて受けに来たんだと思います。
松本
上久保
うちは説明会や面接などもリモートではなく、全て対面で行いました。
先程も申し上げた通り、目の色や表情などの空気感をある程度重視しているのに、目しか見えないと判断できないんですよ。
松本
上久保
今年は逆に、部長面接で「あの子なんで通したんだろう」というようなパターンが多くて。
松本
上久保
松本
上久保
だから私服でも識別不能で。そもそも写真以外で素顔を見れていないので、面接のスケジュールを見ても瞬間的に誰が誰かわからない。
20卒の感覚と比べると、その辺りはすごく違和感がありました。
ミスマッチを生むくらいならリモートはやらない
松本
上久保
うちは説明会と1次選考を同日に開催していますが、仮に説明会をリモートにするのであれば、1次選考会とは切り離してやると思います。
松本
上久保
対面でさえお互いの本質を見抜けずに早期離職が起こってしまうのに、リモートをやってしまうと今まで以上にミスマッチが発生してしまうと思います。
松本
NOMALの中小企業向け採用コンサルティングを紹介してもらいました。
松本
上久保
採用市場や他社の状況などは我々だけでは拾いきれませんし、適切な行動をするためにもそういった部分の最新の情報提供を期待していました。
ご期待にそえることはできましたか?
松本
上久保
最後になりますが、僕の性格やキャラも含めて、NOMALと相性が合う会社ってどんな会社か教えていただけますか?
松本
上久保
実際に松本さんと契約する内容にきちんと耳を傾けて、それを臨機応変に対応しなくてはならないので、柔軟性や決済スピードは大事になってくると思います。
松本
上久保
あとは、松本さんがお若いですし、単純に年齢層の近い経営者の方がコミュニケーションは取りやすいと思いますので、若いスタートアップ系の会社は合うと思います。
松本
上久保
松本
【解説】求める人材を具体的に策定するためには?
フィボナッチさんは、20卒では「不協和音を生まない学生」を、21卒では「尖った人材」を狙って採用活動を行いました。
しかし、「面接スキルが高いからできるんでしょ?」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
そこで、面接スキルに自信がなくても確実に求める人物を採用する手法について解説します。
適性検査を活用する
世の中には、CUBICやGABやSPIなどの適性検査があります。
これらの適性検査を「学力検査」や「ストレス耐性チェック」だけに使っている企業様も多くありますが、使い方はそれだけではありません。
適性検査は、求める人物像を策定することにも役立ちます。
適性検査の使い方
まずは、昨年採用した人物の適性検査の結果をまとめます。そして、「どの数値が高ければ活躍する傾向にあるか」を成長過程から判断します。
そのデータを用いて採用活動をすることで、「活躍してくれる人物=求める人物」を採用することができます。
こちらの表は、内定者の社会性を数値で表したもので、「積極性」と「指導性」の要素を持つ内定者が揃っています。
指導性:仕事のやり方に対する対人統率力
こちらの表は、内定者のモチベーション要素を数値で表したもので、「危機耐性」と「勤労意欲」が高いです。
勤労意欲:仕事を通して生きがい・やりがいを見つけようとする
一見すると良さそうに見えますが、これは良し悪しの話ではなく、会社によってどんな要素を持っている人物が活躍するかは、全くの別問題です。
ちなみに弊社は、「感情安定性が高く、秩序欲求が低くないと活躍しない」という定義付けをしています。
秩序欲求:きちんとしているよりは、アドリブが効くような状況で働きたい
このように、各社バラバラです。
そのため、まずは適性検査の結果から「うちで活躍する人物要素は、多分これだ!」と決めることが最初の一歩です。
適性検査を用いて求める人物像を策定する
僕はこの適性検査の結果を用いて、求める人物像の策定をサポートしています。
フィボナッチさんのような「社内に適応できる人材」は、この適性検査を社員に受けさせて、要素が似ている人材を積極的に選考にあげていけばいいのです。
逆に「尖った人材」は、社内のメンバーにない要素が大きく突出している人材を面接で通過させればいいということです。
ひとつだけデメリットをあげるとすれば、ある程度データがないと仮説が立てられないという点でしょうか。
以上、面接で見極めるスキルに自信がなくとも、適性検査の結果を用いることで確実に求める人物を採用する手法について解説致しました。
適性検査は数多くあります。
おすすめの適性検査やその読み方については、ここで書くと長すぎて大変なことになってしまうので割愛させていただきます。
よろしければ無料でのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。