世の中には多くの求人媒体が存在しますが、その中でも“費用対効果の良い採用活動”はIndeedです。
「Indeedで採用した」という声を聞く機会が多くなりましたし、実際に私もクライアント様にお勧めしております。
とはいえ、「Indeedって求人媒体でしょ?」「Indeedよりもエージェントの方が良くない?」という方もまだまだ多いかと思われます。
そこで今回から、全3回に分けてIndeedの全貌をお伝えしていきます。
「Indeedのことをよく知らない」「興味はあるけど決断できない」という企業様に向けた内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。


Contents
そもそも「Indeed」とは?
Indeedは一言でいうと、「求人検索型エンジン」です。
GoogleやYahooの求人版とお考えください。
求人情報をIndeed内にインデックス(保管)して、ユーザーの検索結果に応じて、最適な求人情報を表示するようになっています。
Indeedは求人に強い
Indeedは2020年3月現在、日本で一番利用されている求人サービスです。
GoogleのSEO(検索順位)対策がかなり強いため、「求人」を含む検索キーワードで1ページ目の上位に出てくるケースが多いのです。
現代はスマホ社会のため、具体的なキーワード指定で仕事を探すユーザーが増加しています。
そのため、求職者の動き方が下記のように変化しています。

その結果、各種媒体よりも利用者(UU、ユーザー数)が圧倒的に多く、日本で一番利用されている求人サービスとなっています。
Indeedで求人掲載をする方法は?
求人情報をインデックス(保管)する方法は大きく2パターンあります。
- 無料のIndeedアカウントを作成し、求人を作成して掲載(有料出稿も可能)
- Indeedに対応した求人サイトを制作して、Indeedにクローリング依頼
①無料のIndeedアカウントを作成し、求人を作成して掲載

Indeedにアクセスをして、上記画像右上の赤丸で囲んだ位置にある「求人広告掲載」からアカウント作成が可能です。
流れに沿って求人を投稿すれば、Indeedに求人を掲載することができます。
求人投稿の最後のページでスポンサー(有料枠)への出稿を勧められますが、 ページ下付近の「スポンサーで掲載しない」リンクを押下すれば、無料で掲載可能です。
無料で掲載する際は、以下のような制限はあるのでお気をつけください。
- 求人票レイアウトの自由度が少ない
- 閲覧できるデータが「表示回数」「クリック数」「応募数」のみ
- 日が経つにつれ掲載順位が下がり、求職者に見つけてもらえなくなる
- 無料でも50~100件ほど求人を作れるが、それ以降は有料プランにしないと掲載ができなくなる
②Indeedに対応した求人サイトを制作して、Indeedにクローリング依頼
様々な企業からIndeedに対応した求人サイト制作サービスが提供されています。
- リクオプ 提供元:HRソリューションズ株式会社
- engage(エンゲージ) 提供元:エン・ジャパン株式会社
- etc.(ジョブギア、ジョブオプ、ハーモス、ジョブメーカーなど)
似ているようで機能が異なったり、運用サービスの有無が違ったり、一長一短ありますので、どれにするかお悩みの方は一度ご相談ください。
また、自社のコーポレートサイトで掲載をしたい場合は、Indeed掲載のレギュレーションを満たしていれば掲載することも可能です。
Indeedの料金・費用は?
「Google検索広告」「Yahoo!検索広告」「リスティング広告」と同じ仕組みで、Indeedにかかる費用は、有料枠のクリック課金部分のみとなります。

Googleの検索結果と同様に1ページ内に下記のような属性を持った枠が出てきます。
有料枠の「クリック課金」というのは、掲載型媒体に慣れている方々からすると分かりづらいかと存じますが、実は合理的な仕組みです。
- 有料枠(スポンサー枠)4枠
- 無料枠(オーガニック枠)10件
- 有料枠(スポンサー枠)2枠 ※検索条件によって変動します。
Indeed上の求人を押下するユーザーは、下記のフィルタリングがかかっています。
- 大前提、仕事を探しているユーザーである
- 「職種(キーワード/条件)」×「勤務地」を指定して検索をする
- 求人のタイトル、勤務地、給与、会社名(店舗名)を見て判断する
そのため、誰でもかれでも適当に求人を探して押して…といった無駄なクリックはかなり少なくなっています。
ここまでフィルタをかけてしまうと、通常ならクリック数(PV数)が落ちるところですが、そこは日本一の利用者数によってカバーすることができます。
そして気になるクリック課金の費用ですが、1クリック15~1,000円の幅で変動をします。
変動する要因は下記となります。
- ユーザーの過去検索履歴(Cookie情報)
- クリック単価上限の設定(運用側で設定可能)
- 検索キーワードと求人情報のマッチ度(キーワードの出現率や原稿をIndeedのアルゴリズムが判断)
上記の仕組みにより、無駄なクリックが少なく、見られた分だけ費用がかかるようになっています。
ちなみに、無料枠(オーガニック枠)のコントロールやSEO対策は基本的にできないと言われていますが、アルゴリズムを予測して対策をすることで、ある程度効果を見込むことができます。
Indeedを活用した成功事例
Indeed全体で見ると成功事例は無数に転がっていますので、ここでは弊社の運用によって成功した事例の一部をご紹介致します。

応募単価を下げるだけでなく、月間の応募者数を0件から20件に増加させた運送業者もございます。
必要な人数を必要なだけ採用できるので、無駄なく費用投下し、投資側に予算を使うことができます。
その他Indeedの活用例
従来の媒体では、1つの求人を数週間掲載するだけで費用がかかっていました。
また、各媒体ではレギュレーション的にNGなこともIndeedでは可能です。
- 将来支社を作るエリアや出店をするエリアの募集を先行してスタート
- 実験的な求人の作成/募集(社長募集、新規事業立ち上げ募集など)
- 無料枠(オーガニック枠)を活用した緊急ではない採用
これがうまく回りだすと、 会社の方針に対しての人材の確保が非常にやりやすくなります。


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今回はIndeedの強みや求人の掲載方法、かかる費用など基本的な点について解説いたしました。
上記の関連記事では、基本レベルのIndeed運用の改善について解説しておりますので、Indeedを始めたばかり、もしくは導入しようか迷っている方はぜひ合わせてご覧ください。
また、けっこう細かく書いてあるので、文字で読んでも分かりづらい部分もあるかと思います。その際は、オンラインによる無料相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。